テーマのcss等をカスタマイズするために、テーマの導入後、まず、そのテーマのサブテーマを作成します。
ちなみに、私がこのサイトで利用しているテーマは、Bootstrap Mintです。Top 10 Drupal Themes for 2018の中から選びました。
テーマの作成方法は、Creating sub-themesを参考にしています。
親テーマのフォルダー構成
親テーマのBootstrap Mintのフォルダー構成は、以下となっています。
themes/
└── bootstrap_mint/
├── bootstrap_mint.breakpoints.yml
├── bootstrap_mint.info.yml
├── bootstrap_mint.libraries.yml
├── bootstrap_mint.theme
├── composer.json
├── config/
├── css/
├── favicon.ico
├── images/
├── js/
├── LICENSE.txt
├── logo.svg
├── README.txt
├── Release Notes.txt
├── screenshot.png
└── templates/
サブテーマのフォルダー構成
今回、「drupal_study」というサブテーマを作成しますが、「themes」フォルダ配下に、「bootstrap_mint」と横並びで、「drupal_study」フォルダを作成し、最低限のファイルとしては、以下を置けば、サブテーマの完成です。
themes/
└── drupal_study/
├── css/
│ └── style.css
├── drupal_study.info.yml
├── drupal_study.libraries.yml
├── favicon.ico
└── logo.svg
サブテーマとしての本当の最低限のファイルという意味では、「drupal_study.info.yml」を置けば出来上がりですが、今回の目的としては、最低限、cssをカスタマイズしたいので、ファイル「drupal_study.libraries.yml」とフォルダ「css」、サイズ0のファイル「style.css」を置きます。
また、「favicon.ico」および「logo.svg」については、親テーマから継承されないので、まずは、「bootstrap_mint」から「favicon.ico」、「logo.svg」をコピーします。
モジュール.info.yml
「drupal_study.info.yml」の内容は、以下のように記述します。
name: Drupal study
type: theme
base theme: bootstrap_mint
description: 'Bootstrap Mingテーマをベースとしたテーマ'
core: 8.x
#Libraries
libraries:
- drupal_study/global-styling
#Regions
regions:
sliding_header_one: 'Sliding Header Left'
sliding_header_two: 'Sliding Header Right'
・・・
「name」には、今回作成するサブテーマの名前、「description」には、サブテーマの説明を記述します。
「type」には、「theme」と記述し、「base theme」には、今回の親テーマである「bootstrap_mint」を記述します。
「core」も必須で、「8.x」と記述します。
「regions」は、親テーマから継承されないので、親テーマの「bootstrap_mint」の「regions」から、そのままコピーします。
「libraries」は、cssやjsのカスタマイズのために使用しますが、今回の記述としては、Creating sub-themesに倣って記述しています。
モジュール.libraries.yml
「drupal_study.libraries.yml」の内容は、以下のように記述します。
global-styling:
css:
theme:
css/style.css: {}
こちらの書き方も、Creating sub-themes同様に記述しています。
テーマの導入
必要なファイルおよびその内容は以上で、そして、管理画面の「テーマ」を開くと、「アンインストール済みテーマ」のところに、今作成した「Drupal study」のテーマがあるので、「インストールしてデフォルトに設定」をクリックすると、「bootstrap_mint」の時と同じ画面が表示されます。
これで、サブテーマ「Drupal study」の完成です。
cssファイルのカスタマイズ
cssファイルをカスタマイズする場合は、上記の「style.css」ファイルに記述すれば、OKです。また、twigファイルをカスタマイズする場合は、templatesフォルダを作成し、その中に必要なtwigファイルを置きます。
logo.svgとfavicon.ico
logo.svg と favicon.ico は、その後、自分で作成したものを置いていますが、その際に利用させていただいたサイトを以下に記します。どちらも、簡単に使えて良かったです。
- Method Draw:svgファイルの作成
- ファビコン favicon.icoを作ろう!:pngファイルからfavicon.icoファイルの作成
次回からは、本ブログサイトのためのDrupalのカスタマイズ内容について記載していきます。
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